みなさんこんにちは、Divine由紀子です。
まだまだ男性中心の不動産業界、建築業界の中、女性として培ってきた長年の経験には自信があります。
某大手不動産会社に約3年勤務しその後独立。独学で建築の勉強をして、自然素材に特化した家創りを15年以上しております。手がけた注文住宅160件以上、そのうち約半数が土地から。
リフォーム、リノベーションは数百件になります。設計事務所と工務店を経営しています。
本日は、玄関収納について、人気のシューズインクローゼットがお勧めなのか？についてお話してまいります。
目次
1、シューズインクローゼット（SIC）とは
2、シューズインクローゼットVS下駄箱
3、どちらがお勧め
1、シューズインクローゼットとは
シューズインクローゼットとは玄関横に作った靴などをおく空間のことです。これには色々なバリエーションがあります。
①靴を履いたままの出入りのみ
②靴で入り脱いで廊下やホールに上がれるです。
上記の①②について、その入り口に扉をつけるタイプ、付けないオープンタイプがあります。
2、シューズインクローゼットVS下駄箱
では、どちらがいいのでしょうか？
コスト的にはオーダーで下駄箱を作るよりは、シューズインクローゼットの方が安く抑えられると思います。あとは、玄関にどれくらいの空間が取れるかにも関わります。
玄関が以前の記事でも書かせていただきましたがお家の顔でもありますSICを大きく取るがために玄関・玄関ホールがすっごく狭くなってしまうの本末転倒です。であれば、潔くSICを諦めて下駄箱にしてしまうのもデザイン的にもありだと思います。
下駄箱は床から天井までびっしり作ることもできますし、セパレート、一部セパレートにすることもできますね。下駄箱にする場合は靴を履かずにどこまでの靴がとれるかが勝負。開戸は見た目は美しくまとまりますが、使い勝手とすると引き違い戸もお勧めです。SICにする場合、綺麗にしておく自信のない方は扉をつけることをお勧めします。玄関に入った瞬間に、ごちゃっとした収納が見えるのは何だかテンション落ちますよね。
3、どちらがお勧め
広さと予算が許すなら両方！です。ですが、どちらかといえば作れるのであればSICがお勧めです。
何度も言うように玄関はお家の顔。
下駄箱があってもしまってくれなければ、玄関土間には靴が氾濫してしまいます。
であれば、ウォークスルーできる、玄関からホールに出れて、しかも扉があるのがサイコーです。
アウターなどもそこにかけておけたり、スポーツ用品、ペット用品、レインコート・傘などもしっかりおく場所を取ることができると家の中も片付きますね。
意外とSICに置けないとなるとホール・廊下に物が溢れていってしまうので要注意です。
水廻りと同じで、ちょっと広めにとると上質さが出ますのでお勧めです。
