Divine yukiko blog Written by yukiko sakurai

【お金】注文住宅完成までにいったいいくら必要? 諸経費、追加工事費、、、どこまで膨れ上がるの?にお答えします。 

建築


みなさんこんにちは。
 Divine 由紀子です。
 
 まだまだ男性中心の不動産業界、建築業界の中、
 女性として培ってきた長年の経験には自信があります。
 
 某大手不動産会社に約3年勤務しその後独立。
 独学で建築の勉強をして、自然素材に特化した家創りを15年以上しております。
 手がけた注文住宅160件以上、そのうち約半数が土地から。 
 設計事務所と工務店を経営しています。

 注文住宅を建てたいお客様できちんと完成までにいくらかかるのか把握してらっし ゃる方どれくらいい 
 らっしゃるでしょうか?私も弊社にご来店された方との資金計画のお話は最初の方でさせていただきま 
 す。お見積をお出しするときも全体像をお話しさせていただきます。そうしないと、いったいどこまで
 膨れ上がるのか! 不安で前に進めませんよね。
 (資金計画についてはまた別の機会にお話ししてまいります)

 今までの経験を活かし、お話ししてまいります。

目次
1、諸経費ってどこからどこまでを指すの?
2、建物本体にはどこまで含まれている?
3、実際に追加工事代ってどれくらいみておけばいいの?

1、諸経費ってどこからどこまでを指すの?

不動産(土地、中古戸建、マンション)の購入時の諸経費とは別に、注文住宅を建てる際にかかる
諸経費についてを説明していきます。(不動産購入時の諸経費については別ブログで解説いたします)

①既存建物がある場合は、その建物の滅失登記代
②建物完成時の表示登記代
③その建物の保存登記代
④ローンを組んだ場合は抵当権設定登記代
⑤火災保険代

⑥不動産取得税←新築を建てれば、大体ゼロです

⑤の火災保険をどんなプランにするかでかなり金額の幅が出ます。
長期契約の方が割引率はいいですが、イニシャルコストをあまりかけたくない方の場合は、
5年、10年等での契約も可能なので、抑えられますね。

①〜④については土地家屋調査士、司法書士の先生にお見積を依頼する必要があります。
建物の施工を依頼する会社にご協力を仰いでみてください。

2、建物本体にはどこまで含まれている?

ネットや雑誌等で見てもここはグレーゾーン
会社によってバラバラなのが現状ですので、ご自身でどこまでを含んだ見積なのか確認をする必要があります。

例えば、、、
・既存建物の解体費用
・地盤調査費・地盤改良費
・屋外給排水工事費
・道路からの給排水管のやりかえ工事費
・カーテン関係
・エアコン本体費・取り付け費
・造作家具代
・外構工事費

このあたりが、重要チェック項目です。金額としたらだいぶ変わってしまいます。
当初は正確な費用が出にくいかもしれませんが、概算でもいいので確認したほうがいいでしょう。

3、実際に追加工事代ってどれくらいみておけばいいの?

正直、お客様によってまちまちです。
上記の2にも関係しますが、請負契約の中にどこまでを含んだかにもよります。

私のお客様でも、数十万〜1000万、、、という開きがあります。
ですが、本体工事に2の部分を含んでおけば、恐れることはない、追加なしで建物完成、無事引き渡しを
迎えることも可能です。追加が生じるのは絶対ではないんです。

ですので、どこまでを含んで請負契約を結ぶかが勝負になりますね。
自己資金にゆとりがある方はいいのですが、住宅ローンを頼りにする方については、追加が出ないよう、
2の項目内容を概算でも盛り込んで、住宅ローンを組むことが得策です。

まとめ

建物の建築をどこで行なうかを決めたら、そちらの担当者とコニュニケーションを取っていくのが成功の鍵ともいえます。相性の合う方と建築を是非、進めていってください。
そうすれば、相手も親身になって対応してくれるはずです。
私事ですが、自然素材の使った家創りをしていることもあり、本当にお客様とは一生のお付き合いと考えています。勝手ながら身内のようなもの。ですので、お客様が後で困るようなことがないように
対応させていただこうといつも思っています。長いお付き合いになりますので。

%d