Divine yukiko blog Written by yukiko sakurai

建物の配置、どこまで大事にしてますか?

建築

みなさんこんにちは。Divine由紀子です。

本日は、新築の際の建物の配置についてお話ししてまいります。

目次
1、設計者が何を大事にするか?
2、どこまで情報取集しているか?
3、各方位の特性を理解しているか?

1、設計者が何を大事にするか? 
建物を設計するものが、どこまで太陽の動き・風の通りを大事にしているかは、建てたあとお施主さまが快適に暮らせるかに影響を大きく及ぼします。
道路から見てのファサード(外観)ばかりを気にして、太陽の動き、風の動きを考えていないと、暮らし始めたら、全然風が通らず、ずっとエアコンに頼る、、、ということにもなりかねません。
光熱費がどんどん値上がりしていったら、家計をだいぶ逼迫することにもなりかねません。
自然にあるものを取り入れないてはないと私は考えます。こんなの当たり前じゃないの?と思われるかもしれませんが、意外とそうでもないんですよね。実際。。。。。

2、どこまで情報取集しているか? 
ファサードばかりを気にしたり、モデルプランがあるからそれを当て込むだけ、、、とかの場合ですと、どうしても土地のそれぞれの個性に対応しきれない、土地の長所を生かしきれない可能性があります。
建築する土地の周りの建物がどのように建てられているのか、、、、距離は?大きさは?建てられた年代は?、、この辺り気になりますよね? 1で述べた、太陽の動き、風の動きに影響があるからです。
ちょっとくらい費用がかかっても周辺の建物図面を取得して、配置を落とし込むぐらいはしたいところです。設計者全員がそこまでやっていないのではないでしょうか?

3、各方位の特性を理解しているか? 
2の情報を収集したら、各方位の特性を生かした配置、建物の形を考えていく必要があります。
では、各方位の特性とは何か?ざっくり言えば、北に窓をつけると安定した明かりを取得できる。
南側は大きな開口部を設けてOKの方位。東西は開口部はほどほどに。特に西は夏の西日が要注意ですので、極力開けない。この特性も大事です。
それをもとに敷地のどこにどういう形で配置をするかを検討するわけですね。
もちろん実際の間取りをやりながら微調整は必要になりますが。
おおよそのアウトラインを考える、ここが意外と大事なのではないでしょうか?

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